コピペコードで快適生活

明日使えるソースを自分のために

リーン顧客開発の読後メモ

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117216 を読んで、いいなと思ったポイントをメモ。

1.顧客開発の目的

  • 顧客が欲しがるものについての誤った思い込みを早く見つける
  • 本当に購入してくれる製品の開発に集中できるように

2.何からやるか

  • チームで時間を作って想定を書き留め、妥当性を検証する。
    • チームメンバーの考えが揃っていないことが多い。
  • 課題仮説を書き出す
    • 顧客タスク をするとき 課題 を抱えている。
  • 仮説詳細
    • 顧客は誰か
    • 顧客の問題は何か
    • 顧客の現在の行動は何か
    • 顧客が進んで購入するソリューションは
    • 顧客にあったソリューションの提供方法は

3.誰と話すか

  • 想定する課題について最も深刻に悩んでいる人を見つける

4.何を学習するか

  • 基本的質問
    • 現在はxをどのような方法で行ってますか?
    • xを行うとき、どのようなツールを使ってますか?
    • もしなんでもできる魔法があれば何をしますか?
    • 前回xを行ったとき、その直前に何をしていましたか?
    • xについて、他にわたしが尋ねるべきものは何かありますか?
  • 顧客が既にしていることは何か
    • いつもはxをどのように行っているか教えてください
    • あなたがxをどのように使っているか、手順を一つずつ確認させてください。
  • 抽象度をひとつあげた質問にすると、革新的な視点を得やすい。
    • ファイルのアップロードと共有方法ではなく、文書を作成し校正が必要になった直近の体験を。
  • 将来ではなく現在に注目する
    • 願望ではなく現実に基づいた質問を。
    • これからxを使うことになると思いますか?(未来形)ではなく、xのようなものを最後に使ったのはいつですか?(過去形)
  • 課題が課題と認識されていない
    • 人は自分が精通しているプロセスに注目する傾向がある。
    • 「目の前のタスクをどのように最適な方法で完了させるか」ではなく「タスクを完了させること」に目がいく。
    • もっとよい選択肢があることを認識してもらう必要がある。

5

  • 会話の流れを保つ
    • 関心がないように思えても、少なくとも1つはフォローアップしましょう。
    • 分析ツール使ってますよ。レポートを作る機能もあるんです。→最近レポートが必要になったのはいつです?→先週です。でも先週は一部が得られませんでした。→それはどのくらいの頻度で起こるんですか?

6.検証済の仮説はどう見えるか

  • 本当に欲しがっているか単なる願望か
    • 現在の行動を観察すること。具体的にどんな行動を取っていたかに注目することで、願望の要素を取り除くことができる。
  • 要約を作成する
    • 流し読みやパターンを見つけるのに便利。メンバーと共有しやすい。
    • ポイントは
      • 仮説をサポートする材料
      • 仮説を棄却する材料
      • 驚きを感じたこと
      • 相手が強い感情を示したもの
  • 仮説が支持されたシグナル
    • 課題をしっかり認識している
    • 課題は解決可能&解決の必要があると感じている
    • 課題解決に投資してきている
    • 課題解決がコントローラブルである
  • 自身を持って以下を答えられるようにする。答えられないなら質問を見直すべき
    • 購入の阻害要因
    • どのように日常に取り入れるか
    • 何を置き換えることになるか
    • 購入しない場合の理由
  • どのくらいの数が必要か
    • インタビュー5回で興奮する人に会える(会えなかったら課題設定が誤っている)
    • 10回でパターンが見え始める(見えなかったら課題の範囲が広い)
    • 話に驚かなくなってきたら十分な数をこなしたと言える

8.既存顧客がいる場合

  • 顧客の言葉こそ売り込みに効く
    • 質問
      • 他の人に勧めますか
      • 誰に勧めますか
      • どのように勧めますか
    • 顧客の言葉をそのままコピーに転用することも
  • 将来実現されるものと誤解されないように
    • 繰り返し伝えること。
      • 学ぶために話していること
      • 会話が探索的であること
      • 不満を述べてもよい
    • 目的は調査ですと繰り返す。あなたの経験をぜひ伺いたい。

9.継続的な顧客開発

  • 継続的に顧客開発するための時間はどう捻出するか
  • カスタマーサポートは情報収集のチャンス
  • 機能追加を要求されたとき
    • なぜそれを望んでいるのかを尋ねること
  • 機能やインターフェースについての不満
    • KISSMetricsでは4つのAをガイドラインにしている
      • 謝る(Apoligize)
      • 非を認める(Admit)
      • 質問する(Ask) ≒ どのように使っているかインタビューする
      • 感謝する(Appreciate)
  • 今週の質問
    • 毎週特定のトピックの質問を1つ選ぶ
    • 末尾に質問を追加する